2020年2月16日日曜日

いつかまた

前のブログに書いたように
僕の大切な仲間が2/14にこの世を去った。

昨日2/15は仕事を休んで、彼の遺体が発見された熊谷駅に行ってきた。
彼が最後にどんな場所でどんな景色を見たのか知りたかった。

よくさ、四十九日までは魂がこっちの世界に留まるっていうじゃない?
だから気配でも、言い方悪いけど幽霊みたいな形であってもいいから
彼を感じたいと思った。
だけど俺にはそういったスピリチュアル的な能力が全くないんだって
この時初めて「見えたらいいのに」って思った。
10分おきくらいに来る電車を眺めながら30分くらいただ突っ立ってた。

周りには普段通りの生活の中で駅を利用する人がいて
俺は来る電車に乗りもせず、ひたすらホームを見てて
こいつ飛び降りるんじゃないかって心配するような目で俺を見てるおっさんがいた。

些細なことでもいいから、彼に繋がる何かがないかって探したけど
昼なのに薄暗いホームと無機質な鉄のレールしかそこにはなかった。
結局昨日はそれだけですぐ家に帰った。

今日は井田さんの実家にお邪魔してきた。
妹さんに迷惑を承知で連絡をしたら快く受け入れてもらえた。

年末に江原と大宮で忘年会をして以来に会った彼は棺の中にいた。

すごく綺麗な顔だった。
何年か前にうちに泊まりに来た時みたいに棺の中で寝てた。

駅のホームを見て、遺体を目の前にしてもやっぱり実感が湧かない。
多分、これから生きてく中で徐々に実感が湧いていくんだろうな。

彼の分身でもある音源が流れて、見覚えのある洋服が並んで
子供の頃の写真があって、彼を育てた家族がいて、棺の中に彼がいた。
短い時間だったけど、彼の33年間を感じた。

ご家族の方々には本当にこういった機会をくださって有難く思っています。
色々な段取りで忙しい中、本当にありがとうございました。

家について今思うのは
もう彼はいないこと。どうあれ残された人間は残された時間を過ごしていくこと。
言葉にするのは簡単だけど、中々割り切れるもんじゃない。
それでも俺はこれからの時間を彼に誇れるような生き方をしていきたい。

口の悪い、生意気な後輩でごめんね。
3歳上だけど、俺はあんたのこと本当に仲間だって思ってるよ。
いつかまた会いましょう。今まで本当にありがとうございました。


中村ユウイチ



0 件のコメント:

コメントを投稿